台湾商標出願

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 1. 台湾で商標登録できるものは何ですか?
 2. 台湾での商標出願プロセスはどのようなものですか?
 3. 台湾で商標を申請するには、どのような書類が必要ですか?
 4. 台湾で商標出願を行う費用はいくらですか?
 5. 結論
 
1.台湾で商標登録できるものは何ですか?
　　台湾では、経済部の知的財産弁公室が伝統的な商標と非伝統的な商標の登録を許可しています。 従来の商標とは、個人が事業の過程で商品またはサービスの出所を特定および区別するために使用する単語、グラフィック、記号、またはそれらの組み合わせを指します。 非伝統的な商標には、色、3次元形状、ダイナミクス、ホログラム、音の商標、および匂い、触覚、味覚などのその他の知覚可能な記号が含まれます。 一般に、権利の性質に応じて、商標には、下図のように、商標、認証マーク、団体商標、団体商標の4種類があります

 
(1) 商標


 

 

 

 
TM 02122225TM 00654915TM 113017472TM 02095577

(2)  団体商標


 

 

 

 
TM 01423592TM 01985567TM 01406937TM 01518828
 
(3) グループロゴ


 

 

 

 
TM 00000300TM 01173660TM 01122657TM 01451109

(4) 認証シール


 

 

 

 
TM 00000057TM 01157388TM 02055426TM 02126697
 
　　台湾の商標法によると、台湾で登録の対象となる商標は幅広くあり、さまざまな要素/記号を含めることが許可されています。 例えば、商標は、言葉、デザイン、デバイス、シンボル、ロゴ、ブランド名、文字、数字、色、製品形状、包装形状、物品の立体形状、さらには音、動き、動き、ホログラムなど、またはそれらの任意の組み合わせで構成することができます。

ただし、商標は、登録の対象となるためには、一般的な用語や説明的な用語と区別して、識別力のあるものでなければなりません。

台湾では、「識別性」の判断は、商標と指定商品・役務との関係や、商標が商品・役務の出所を直接かつ明確に示すことができるかどうかなどを考慮し、消費者が商標を総合的に認識することに基づいています。

「特徴的」であれば、おめでとう、開運、縁起の良い願いや開運など、純粋にお祭りや縁起の良い言葉で構成されていても、祝福や祈りなど、よく使われる言葉であっても、商標登録もできます。

例えば、下図の中国語の挨拶文からなる商標の中には、「識別力」とされ、第25類、第30類、第33類の商標として登録できるものがあります。
 
◆「識別力」のある商標の例​​​
TM 01932553
クラス 25		TM 01819016
クラス 25		TM 01525677
クラス 33		TM 01780543
クラス 30

　　ただし、以下のアイコンの一部に中国語の挨拶が含まれている商標は、「識別力」がないと見なされ、クラス9、25、または34の商標として登録されることが拒否されました。　　
 
◆　「識別力」がない商標の例


 
App. No. 101062660
クラス25		App. No. 108070820
クラス25		App. No. 088055289
クラス9		App. No. 092074328
クラス34
 
　　また、既存の登録商標と類似した商標は、出願手続きが困難になる場合があり、出願前に十分な調査を行うことの重要性が強調されています。
 
台湾では、商標出願は、識別性の欠如、既存の商標との類似性、欺瞞、公序良俗に反するなどの理由で拒絶される場合があります。 また、著名商標や地理的表示など、先行権利と抵触する商標についても異議申し立てを受ける可能性があります。 包括的な調査を実施し、特徴的なマークをデザインすることは、拒否のリスクを減らすための重要なステップです。

以下は、台湾で登録可能な商標と登録不可能な商標です。
 
(1)登録可能な商標
商標は通常、単語、単語、記号、図形、さらには色、製品またはそのパッケージの形状、動き、ホログラム、音など、またはこれらの要素の2つ以上の組み合わせです。 主な機能は、ビジネスまたは取引の過程で商品またはサービスの出所を示し、それらを他者の商品またはサービスと区別することです。
 
(2)登録対象外商標
説明マークやジェネリックマークなど、識別性を欠く商標は登録が許可されていないという事実に加えて、中国の商標法で商標として登録されていないその他の状況は次のとおりです。
◆公序良俗に反する商標：たとえば、非倫理的な行動を助長する商標は登録できません。
 
◆人を誤解させ、誤解を招く商標：品質や原産地を誤って表示するなど、一般の人々に誤解を招くような認識を招く可能性のある商標を指します。
 
◆混同や誤認の原因となる可能性のある商標：以下の状況下で、関連する消費者/公衆の間で混乱や誤認のリスクがある場合、商標は登録されないものとします。
  • 同一または類似の商品またはサービスで以前に登録/申請された他者の商標と同一または類似の商標。
  • 他人と同一または類似の有名な商標またはマーク。
 
    ◆先制登録商標：以下の状況では、商標は登録できません。
  • 同一または類似の商品またはサービスで使用された他人の同一または類似の商標。
  • 出願人と先行使用者との間に一定の関係(契約、地理的な所在地、商取引等)があり、商標の存在を知らされ、模倣の意図で登録出願をしたとき。

2. 台湾での商標出願プロセスはどのようなものですか?
　　商標出願の手続きは、主に出願、手続審査、実体審査、公開の順に行われます。 商標権の存続期間は、出願日から10年を経過すると延長することができます。
 
A. 応募前に
商標調査を行う：商標を使用してビジネスを開始する前に、いくつかの調査を行うことをお勧めします。 特に将来の訴訟のリスクを考えると、どの商標を登録するかを決定する前に商標調査を行うことが賢明です。 他の会社がすでに同じビジネスに積極的に取り組んでいる場合、商標を使用することはあなたの最善の利益にならないかもしれません。したがって、出願を提出する前に、提案された商標と競合する可能性のある既存のマークがあるかどうかを判断するために、慎重な調査を行うことをお勧めします。
保護範囲の決定：出願人は、自分の商標が関連する商品またはサービスを正確に定義し、国際分類システムに従ってそれらを分類する必要があります。
現地代理人の選任：外国の申請者は、経済省知的財産局で申請者を代表する権限を与えられた現地代理人を任命する必要があります。

B. 申請書の提出:
出願書類の準備：書類には、商標の説明、対象商品またはサービスのリスト、支払いの証明、および以前の出願に基づいて優先権を主張する優先権書類が含まれている必要があります。
TIPOへの申請書の提出：申請書は、必要な書類と手数料を添付して、電子形式または印刷形式で提出できます。
 
C. レビュー:
経済省知的財産局は、形式審査と実体審査を通じて出願を審査します。 「方式審査」は、まず出願が形式的要件を満たしているかどうかを確認し、次に「実体審査」を行い、出願が法的要件を満たしていることを確認し、既存の商標と抵触する可能性があるかどうかを評価します。 申請がすべての基準を満たしている場合、異議申立書は官報に掲載されます。 そうしないと、経済省の知的財産局が商標出願を却下します。

一般的に、「方式審査」と「実体審査」は、主に以下の事項の要件を審査します。
(1)様式；
(2)分類；
(3)説明的(拒否の絶対的な理由)；
(4)識別性(拒否の絶対的な理由)；
(5)以前のマークとの矛盾(拒否の相対的な理由)。
 
D. ディスクレーム
マークに説明的または非識別的単語または図が含まれている場合、出願人は審査決定を下す前に、これらの要素に対する独占的権利を放棄することを選択できます。
 
審査の過程で、商標審査官は出願に類似した先に登録された商標を探します。 問題が見つかった場合、出願人に対してオフィスアクションが発行され、出願人は主張をしたり、商品/サービスの説明を修正したりすることができます。 通常、申請者は、すべての保留中の異議申し立てに対処する機会が1つまたは2つあります。 拒絶通知を受け取った後、それを行うよう努めます
(1)当該行為の内容を速やかにお客様にお伝えします。
(2)次のステップと可能な引数を含めます。
(3)締め切りを監視し、該当する場合は回答の準備と提出の費用を説明します。
 
E. 登録:
申請が承認されると、審査官が承認決定を発行します。 申請者は2か月以内に登録料を支払う必要があります。 その後、経済省知的財産庁が商標を承認し、商標公報に掲載するとともに、出願人に登録証を発行し、指定商品・役務について独占的に商標を使用する権利を付与します。
 
F. アナウンス:
商標出願は官報に掲載され、異議申立期間は3ヶ月です。
商標公報では、以下の内容が繁体字中国語で掲載されています。
(1)商標名。
(2)申請者の氏名。
(3)台湾の申請者の住所、または外国の申請者の国籍。
(4)アプリケーションのケース番号。
(5)申請日。
(6)商品・サービス
(7)優先権主張情報。
(8)商標の複製。
 
G. 反論:
第三者(何人でも)は、商標登録が認められ、商標公報に掲載されてから3か月以内に、商標登録出願に対して異議を申し立てることができます。
異議申し立ては、以下の理由で行うことができます。
(1)既存の先行権利(例:商標が先行登録商標と類似または同一である等) 又は
(2)識別性の欠如(例:商標は商品/サービスの説明など)。
(3)これらの商品・役務の一般的な商標とみなされること。
 
申請者と相手方の両方が、それぞれの立場を支持する証拠と議論を提出する機会があります。異議申立が認められた場合、商標出願の登録範囲は限定されるか、取り消されます。
異議申し立てが発生した場合、ルイス＆デイビス弁理士事務所の弁理士は、経験豊富な商標弁護士に頼って商標調査を行い、異議申し立ての可能性を評価し、適切な行動に導きます。
 
H. 更新
台湾における商標の有効期間は、登録日から10年です。 商標登録後、出願人は商標の活力を維持するために、商標の満了の6か月前から更新料を支払う必要があります。
 
3. 台湾で商標を申請するには、どのような書類が必要ですか?
台湾で商標登録出願をする際は、以下の書類をご用意ください
 
  • 300 dpiを超える解像度の商標の複製
  • 商標の対象となる商品・役務のリストとその中国語訳(NICE分類よりも詳細な台湾知識産権局発行の「中国商品・役務分類」をご参照ください)。
  • 検定料のお支払い証明書
  • 委任状(外国の申請者は、登録プロセス全体を通じて経済省の知的財産事務所と連絡を取るために、申請者の代理人として行動する地元の弁護士、弁理士、または商標弁護士を任命する必要があります。
  • 優先権書類とその中国語翻訳文(優先権が主張されている場合、台湾での出願は、最初の出願または先の出願の出願日から6か月以内に提出する必要があります)。

4.  台湾で商標出願を行う費用はいくらですか?
台湾商標料表をご参照ください。
 
5. 結論
台湾では、商標保護は先着登録制度を採用しているため、同一または類似の商標で同一または類似の商品に出願された場合、最初の出願人は登録を取得する必要があります。 また、台湾は世界知的所有権機関(WIPO)やマドリッド連合(MAU)の加盟国ではありませんでした。 これは、世界中で商標を登録・管理できるマドリッド制度が、台湾での商標出願に利用できないことを意味します。
したがって、ブランドイメージを保護し、台湾での独自の商標の独占性を確保するためには、台湾での商標保護にはできるだけ早く商標出願を提出することが不可欠です。
台湾で商標を登録すると、提供する商品またはサービスのブランドイメージを確立し、消費者が識別して覚えやすくし、登録フォームに記載されている商品またはサービスに商標を独占的に使用する権利を与えることができます。
法律に基づいて商標登録を申請し、商標権を取得した後、商標権者は自分で使用してブランド価値を創出できるだけでなく、次のようなメリットもあります。
◆他人に使用を許可することができます。
◆同一または類似の商品およびサービスの登録のために、同一または類似の商標を指定することから他者を除外することができます。
◆他人が同意なく商標を使用した場合、商標権者は商標権の侵害を除外または防止するよう要求することができます。
◆商標権の故意または過失による侵害に対しては、賠償を請求することができます。
知的財産保護について詳しくお知りになりたい場合は、お問い合わせください。
 
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